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包括的なデジタルヘルスを実施するためのガイドライン

 今回の新型コロナウィルスのパンデミックは、公衆衛生に新たな焦点をもたらしました。諸外国における既存の公衆衛生インフラの急速なデジタル化、患者の健康データ管理、相互運用性の推進は、このパンデミックの対応による影響の一部でした。急速なデジタル化に伴い、特に発展途上国では、データ政策がうまくいかなかったりするようにもなりました。世界がデジタルヘルスの未来に向かって進む中、矛盾や適切なガイドラインや推奨事項の欠如は、公衆衛生のDXのシナリオにおける最大のハードルとなっています。

 

 国際的な公衆衛生を担当する国連の専門機関が発行する公衆衛生政策、ガイドライン、臨床データに関する勧告は、国民全体の健康状態を改善するために、各国が有意義な健康介入とエビデンスに基づく実践を構築する上で極めて重要なものです。

 

 そのガイドラインや勧告を、現場で活動する医療関係者が携帯電話などのデジタルツールを活用して、担当する対象者のケアのためにスクリーニング、分類、評価などの日常業務を行うレベルで忠実に実践されることが重要になります。

 

 それによる効果を希薄化させる最大の課題はコミュニケーションのロスです。

 その結果、地域ごとに異なる情報の関連付けや解釈で、不適切な、あるいは完全に誤った公衆衛生活動が行われることになるのです。

 

 包括的なデジタルヘルスを実施するためのガイドラインを遵守することで臨床および公衆衛生データの最善の利活用を迅速に進めることができます。

 

 このブログでは、そのガイドラインを詳しく取り上げ、それを理解するために必要な公衆衛生の概念を説明するとともに、壮大な公衆衛生の目標が日常業務を行うレベルで最も実用的に達成されることを確実にするために、次の項からこのガイドラインが果たす極めて重要な役割を説明したいと思います。>>> 続く

 

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